クリニック通信

2025年6月21日やっぱりお母さんてすごい!

こんにちは。暑いですね、梅雨関係ないですね。ビオラから代替わりした日日草もサルビアもうんざりしています。涼しい部屋で過ごしているこどもたち係の「う~ちゃ」は相変わらず甘えて抱っこをせがんで来ます。

「〇〇〇に行く」。おかみさんが言い出しました。熱海ではなさそう。そう言えば地道に英会話のレッスンを受けていました。5日間限定。別居宣言でもないようです。正直、内心ラッキーでした。怒られずに好きなものを好きな時に食べられて静かな暮らしができる。そう、我が家の会話比率は私とおかみさんでは1:100くらい。日常会話は無論、声を出すこと自体が苦手な私に比べておかみさんは社交的です。一言を10倍以上に膨らませる才能があります。私なら20分もせずに話題が尽きますが、彼女は5時間喋り続けても平気。返事は慎重に。下手な相槌を打つと話が倍になってしまうし、地雷を踏むとお説教まで始まってしまいます。そんな駆け引きをしなくて済むので、音楽でもかけて心穏やかにゆっくり新聞(時に漫画)でも読めるし、好きな時に好きな映画も観られます。「行っといで~気いつけて~」ちょっとワクワクしながら気軽に送り出しました。

待っていたのは家事の群れ。夜、仕事が終わってへにょへにょになって灯りのない家に帰るや否や、お掃除、洗濯、干した服を畳んで、お風呂を沸かして、翌朝のご飯やら昼のお弁当の調達。とても映画なんて観てる余裕はありません。この時期は集団健診や学会が集中しているので、休日も優雅に音楽を聴きながら新聞(結構漫画)を読んでいる暇もありませんでした。仕事が忙しいなんて言いましたが、家事の方がよっぽど大変で、かつエンドレスです。更に子育てをしながらお仕事をされている方はどんなに大変なんだろう。

 

 

 

 

 

毎年スタッフの慰労に遠足に行きます。今年はディズニーランドに連れて行きました。マイクロバスで渋滞を抜けて10時過ぎ現地に到着。ディズニーフリークのスタッフ達は休む間もないアトラクションツアーです。ディズニー映画は一通り観ていますがアトラクションは良く知りません。ジャンボリーだのフィルハーマジックなどと言われても何のことだか分からず、予約もスマホ頼り。右も左も分かりません。そんな中を確信したようにガシガシ歩き、ひたすら立って待ち続けるスタッフ達の後をドナドナ~と子牛のようについていくしかありませんでした。スタッフはお子さんも連れてきています。3歳5歳7歳、何でこんなに元気?一瞬も止まる気配を見せません。水鉄砲で撃ち合いまで始めてしまい、お母さん達は周りの方に流れ弾(水)が当たらないか、ひやひやしながらツノを見え隠れさせています。色々な荷物を持ちながらバギーに乗せて歩くのも大変そう。あっちに乗りたいこっちにも乗りたい、もう1回乗りたい。そうかと思うと暗いの怖い、大きな音怖いで、せっかくチケットをゲットしたのに入ることも出来ず、延々とイッツアスモールワールドに乗り続けなければならないお母さんもいました。夕方になるとあんなに激しく遊んでいたのに突然バッテリーが切れます。ぐずぐず、泣きべそが始まり、抱っこをせがんできます。お母さんはこどもを抱っこしてなだめています。自分の方が遥かに疲れているはずなのに、、

   

夜クリニックに戻りました。すぐにお風呂に入って寝たい。でも、爆睡している子どもたちを車に乗せて家に帰るお母さん達。帰ったら自分のことは後回しで子どもたちをお風呂に入れて着替えさせて布団敷いて寝かしつけるのでしょう。お母さんたちは疲労困憊しているはずなのに、ずっとお子さんに優しく笑顔を振りまいていました。「ママ大好き」と言ってしがみついてホッペにチュッとされた時、お母さんに満足そうな誇らしそうな笑みが浮かびました。お母さんが与えた無償の愛情にお子さんは無垢で応えてくれる。だから、出来るのかな。いや、それさえも厳しくなるほど追い詰められているお母さんもいるはず。 そんなお母さんに少しだけ手を貸してあげられる診療が出来たらな。改めてそう思う1日でした。

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