クリニック通信
2025年11月3日日本小児ミャクミャク学会
こんにちは。少しづつ空気が冷えてきましたね。空は雲がすっかり細長く、薄っぺらくなって、ヒラメやらマンタやらリュウグウノツカイやらがふらふら泳いでいます。1昨日は土浦花火競技会。夕方まで続いた外来とインフルエンザワクチン接種で、ヘロヘロになってから自転車で会場に向かいました。この日の夜の気温は13℃。地面に寝っ転がって観たので、地面に体温を吸われて余計に寒く感じます。飲料水を飲んだら更に寒くなり、トイレも近くなるので飲まず食わずの不健康な観覧でした。

さて、11月初旬に日本小児アレルギー学会が大阪で開催されました。折しも大阪万博閉幕直前です。前回の大阪万博の頃は7歳でした。すごおく行きたかっけど、父は仕事で大忙し。当時の自分にとって大阪はアゼルバイジャンみたいに遠い国。能力的にも金銭的にも自分一人ではとても行けません。「えきすぽ~、えきすぽ~、、」と愚図りながら家で過ごしました。今回は会場から30分ちょっとの場所です。パスポートも要りません。万博のついでに学会、、いや、学会のついでに万博にも少し寄ってみようかな。「え~?でも学会のついでにしては休診長いですよ~」(野末先生:つくばキッズクリニック)「確かに学会の2日前から休んでますね」(黒澤先生:学園の森キッズクリニック)。シッ!余計な事言わないで!いや、その、、万博もしっかり行って来ました。
「並ばない万博を目指して、、」開催委員会の目論見は見事に外れました。閉幕前の入場者数はなんと20万人超え。予約抽選は見事に外れ、ネットの先着予約は予約開始時間に一斉にアクセスが集中したため、いともたやすくシステムエラーを起こしました。復旧までは数分程度ですが、予約はその数分で全て埋まっていました。1時間近く満員電車に揺られ、1時間以上入り口で待ち、やっと入場するとパビリオンの前に長~く伸びたお客さんの列で2時間待ち。こんなこともあろうと携帯椅子を用意しましたが、座るたびに列が動き、入る頃にはすっかりくたびれてしまいました。行きたかったパビリオンには完全予約制のところが少なくありません。20万の倍率を勝ち抜いた人たちが嬉しそうに入場して行くのを、じと~っと羨望のまなざしで見ているばかりです。長い列はパビリオンに限りません。コンビニにも長蛇の列と「最後尾はここから」の看板、土産物屋さんに至っては「入場規制」の看板が阻んできます。
待った疲れたの印象でしたが、でも、パビリオンは何処も意匠を凝らし、メッセージ性も高く、素晴らしいものばかりでした。何と言っても世界最大の木造建築である大屋根リングは壮観でした。入館に執着せずにゆっくり大屋根リングを散歩しながらパビリオンを外から眺めるのが一番贅沢な過ごし方だったのかもしれません。

足を棒にしまくった怒涛の万博ツアーの翌日に学会参加しました。興味深い演題ばかりでした。食物アレルギーとかアトピー性皮膚炎とかミャクミャクとか、、あれ?喘息とかアレルギー性鼻炎とかアゼルバイジャンとか、、あれ?学会初日の午前中は寝落ちていました。大丈夫かなあ、、
残念だったのはせっかくの大阪なのにお好み焼き屋さんに行かなかったこと。次回こそは是非!!「休診のお知らせ」に学会等とあやふやな表現がある時は「こいつ遊びに行きやがった」と思ってくださいね。ごめんなさ~い。





