クリニック通信

2011年7月23日手足口病が流行っています

こんばんは。台風の後、涼しい日が続いてほっとしたのもつかの間、来週からはまた暑い日が続きそうです。

この2週間程、手足口病の流行が目立ちます。手足口病はコクサッキーウイルスによる感染症で、毎年梅雨から夏にかけて流行し、典型的な症状としては手のひらや足の裏の1ミリくらいの小さな水泡、手足の甲や腕、足からお尻までの小さな赤い斑点、口の中の小さな発疹を特徴とします。ただ、今年は例年と違い手足・お尻の発疹が派手で、時には背中や口の周りまで発疹が広がりますが、この病気を最も特徴づけるはずの手のひら、足の裏、口の中の発疹が目立たない傾向があります。発熱が先行し、下熱してから発疹が広がるケースも散見されます。急に発疹が広がってびっくりされると思いますが、ご心配なく。特に治療は必要とせず1週間ほどで自然に良くなる病気です。稀にウイルス性髄膜炎を合併するので、発熱に加えて強い頭痛が続き、何度も吐く場合はすぐに病院を受診して下さい。発症後しばらくの間は糞便中にウイルスが排出されるので、介護した後は良く手を洗って下さい。

今は夏かぜシーズンで、他にもアデノウイルスによる咽頭結膜熱やヘルパンギーナなど熱の高いものも少なくありませんが、8月に入ると一段落しますのでもう一辛抱です。手洗いが最も大事な予防策ですので、良く手を洗って下さいね。

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