クリニック通信

2012年5月6日唄うお医者さん(前編)

すっかり春になりましたね。つくばのシンボル、カエル君たちも元気に合唱しています。

今日は趣味のお話です。何を隠そう私は歌を作ってギターで弾き語ることを趣味にしています。ギターを始めたのは中学3年生の冬。動機はもちろんギターを始める殆どの中坊がそうであるように、「女の子にもてたいから」です。当時はギターを持っているだけで女の子にキャーキャー言われていました。どうせやるならより注目を浴びるよう、敢えて難しい曲を選び、新星のような突然デビューを狙ってこっそり練習を始めました。煩悩に勝る動機はなく、受験勉強などそっちのけでそれはもう一生懸命練習しました。ようやく曲をマスターした頃は既に卒業式を終え、披露する機会はありませんでした。第一志望の高校は見事に落ちていました。滑り止めてもらった高校は東京にある総勢2000人を超すマンモス男子高でした。1クラス50人、1学年15クラス、制服制帽が義務付けられた高校の通学風景は正に「蟻の群れ」です。キャーキャー言ってくれる女の子など一人もいません。それでも私は諦めません。「大学に入ってキャーキャー言わせてやろうじゃないか!」再び一生懸命練習を始めました。しかし、方向性が誤っていました。カントリーミュージックを選んでしまったのです。色気もへったくれもない高校生活を終え、いよいよ念願の筑波大学に入学した頃、既に世の中は変わり、ロックバンドが全盛を極め、フォークギターを抱えた人は見向きもされません。入部したサークル「筑波フォーク村」は音楽よりお酒をこよなく愛するため、見学に来た女の子は逃げるようにその場を離れ殆ど入部することはありませんでした。(後篇に続く、、、)

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