クリニック通信

2014年8月9日テレビ取材騒動

こんにちは。今日は今までの暑さがうそのように涼しくなりましたね。強い風も吹いています。クリニック花壇の自動水やり機を設置した途端に雨も降ってきました。西日本は台風の影響で大変そうです。

今年の3月終わり頃のお話です。朝、外来開始前にメールチェックをしていたところ、懇意にしている筑波大学病院整形外科の先生からメールが来ていました。NHKの某ドキュメンタリー番組取材に今日の夜に応じて欲しいとの依頼でした。学校の運動器検診に関することで、校医であり小児科医でもある医師の意見を聞きたいとのことでした。ふ~んと、読み終えた後、少し間をおいて事の重大さに気付きました。「えっ?テレビ?取材?それも今日の?」、、うろたえました。

実は過去にもインフルエンザのことでNHKに出演したことはあります。その時は水戸放送で、依頼は収録の数週間前でした。10分ほどの出演でしたが、アドリブの出来ないあがり症の私は夜な夜な部屋に籠もり、何もない空間を指さしながら説明する練習を繰り返しました。それでも当日は舞い上がって、全く逆のことを口走って撮り直しをさせられたものです。それが今度は全国放送のゴールデンタイム、、それもいきなり今日。髪の毛は寝ぐせがついているし、服も普通でシャツの襟は歪んでいます。取り敢えずおかみさんに自宅からスーツとネクタイを持ってきてもらいました。診療の間は診察に夢中でしたが、終わるや否や挙動不審になってクリニック内をうろつき回ったり、録画されると思われる診察室の備品を整えたり、椅子に座る時のポーズまで取ったりしていました。

そして19時、インターホンが鳴りました。慌ててドアを開けると、ディレクターを名乗る知的な風貌の男性が立っていました。でも、、あれ?、カメラマンは?インタビューをする綺麗なお姉さんは?、、、考えてみれば当然です。あくまで「取材」であっていきなり「収録」することはありません。全て私の早合点だったのです。取材はテキパキと30分程で終わりました。それでも舞い上がった私は上ずった早口で余計なことまで口走っていました。ディレクターさんは「収録は来週明けにご連絡します。」と仰って下さいましたが、さすがにコイツを使ってはNHK的にマズいだろうと思ったのでしょう。その後連絡はありませんでした。ホッとしたような、ちょっと残念なような出来事です。

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