クリニック通信

2023年12月3日健兎の跡継ぎは、、

こんばんは。寒くなりましたね。季節を過ぎたのに日々草が小さくなった花を咲かせています。頑張れ。2日かけてクリニックにクリスマスイルミネーションを取り付けました。今回は設置予定日が天候悪化で延期になり、毎日の外来逼迫でスタッフが疲れ果てていたので、おかみさんにも手伝ってもらいながら一人で設置しました。寄る年波~。足元はよぼよぼ、ふらついて屋根から脚立から落っこちそうでした。夕方にようやく完了してそのまま救急病院の当直業務。翌日は筋肉痛です。果たして来年も出来るかなあ、、そうそう、正面のコニファーがウサギの親子になりましたよ。

 

先日車のフロントガラスの内側にショウリョウバッタが張り付いていました。まだ子供のバッタです。そんなとこに居ても食べるものないよ。雑草まみれのプランターに移しました。でも、ここじゃ日陰で寒いから別の場所に。ふと、目を離した隙にバッタは姿を隠していました。その夜は冷え込みました。大丈夫かな。多くの命が消えていく冬は苦手です。

当院の2代目広報部長だった健兎がお月様に帰って1年8か月が経ちました。3代目のうさぎは、、飼いたくて飼いたくてたまらないのですが、まだ一緒に暮らす勇気を持てません。初代部長のウサは7年半でゆっくり弱っていきました。健兎は私達に気苦労をかけないように6年半で急逝しました。どちらも別れがとても辛かったことは変わりません。うさぎの平均余命は7歳。3代目と暮らし始めるときっと別れのことを考えてしまいます。抱っこさせないくせにお腹がすくと足元を8の字回りしたり、掃除しようとすると邪魔しに来たり、撮ったビデオを時々見ては「うちゃ~っ」「けんと~っ」と鼻声を出しています。

寿命の違う生き物と暮らすことで最も難しいのは、必ずお別れがやって来ることです。犬でも猫でもハムスターでもカブトムシでも、過ごした時間に関係なく、可愛がれば可愛がった分だけ悲しみは深くなります。動物を飼うにはその日に対峙する覚悟が必要なのですが、なかなか出来ないものです。

寿命が同じでも、、90歳を超えた両親に毎週会いに行きます。時々電話が繋がらない時があり、その度に何かあったのかと不安に駆られます。大体は昼寝してるかショッピングモールを散歩して携帯に気付かないだけなのですが。少しずつ少しずつ弱っていくジジババに会いに行くのは正直少し気が重く、別れた後は少し哀しくなります。

でも、別れが必然だからと言ってそれを悲しんでばかりいたら前を向けません。両親も息子が自分達のことで落ち込むことを望んでいないでしょう。ウサも健兎も「何そんなこと考えてんの~っ」と言っているはずです。出会うことはもっと大事。

来春に「うさぎ島」に行くつもりです。大久野島と言う知る人ぞ知るうさぎ天国で、道端のあちこちに野生のうさぎがゴロゴロ寝そべっているそうです。そこで過ごしてうさぎ達にパワーをもらって、その頃には3代目広報部長を紹介できるかもしれませんね。

ウサと健兎

 

 

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