クリニック通信

2016年7月3日5歳になりました

こんにちは。今日は特に暑いですね。ビオラの葉っぱを食べていたツジクロヒョウモン蝶の子供達も無事、蛹になりました。蝶々デビューも間近です。暑さに弱いウサギの健兎は、エアコンのきいたサークルの中で昼寝をしています。私は隣のリビングで健兎部屋のエアコンの冷気を少し分けてもらいながらだらだらしています。

開院していつの間にか5年が経ってしまいました。早いものです。毎日の出来事を記憶に残せないほど忙しく、時は加速し続けています。変わった事と言えば、1日中座りっぱなしの診療で千歩も歩かない毎日に、お腹が出っ張ってきたこと。最初は「そんなことないですよ」とかばってくれたスタッフも、最近は「どうしたもんでしょう」と呆れています。さすがに危機感を覚えてきたので、近所のプール併設型ジムに週1で通い始めました。しかし、そこは子供達のスイミングスクールも行っており、私の診ている子供達も大勢来ています。そして、親御さんがプールの上から子供達を見守っています。「あれ?うちの子より下手くそで、溺れそうに泳いでいるあのオジサン、まさか青木先生??」。自意識過剰な私は、いつか気づかれるのではないかとひやひやしています。恥ずかしさのあまり、せめてもの変装に眼鏡を外してうつむきながらそそくさと入館手続きをしています。そんな怪しげなオジサンを見たら、それは多分私です。

5年も経つのに相変わらず同じことで悩みながら診療しています。どうすればより丁寧に、かつ、より多くの子供達を診てあげられるか、時間とマンパワーに制約のある中では対極にある課題です。同じ時間枠でゆっくり丁寧に診ればその分、診られる人数は少なくなるし、多くを診ればその分一人にかける時間を削らねばなりません。診療時間を延長すると、家庭のあるスタッフがついて来れなくなります。スタッフの協力なくして診療は出来ません。その日の予約枠がいっぱいになるたびに申し訳ない気持ちに苛まされ、この5年間、少しでも予約枠が増やせないか試行錯誤を繰り返してきました。やはり、安心してもらうために必要な説明や検査を削ってまで、今以上に多くを診る方を選択することは出来ませんでした。

これからも悩みながら診療するのだろうと思います。でも、こうも思います。悩まなくなったら、現状に満足してしまったら、前に進めなくなります。それは停滞であるばかりか退行にも繋がるでしょう。幸い、近隣に頼もしい味方が現れました。つくばキッズクリニックの野末先生と学園の森キッズクリニックの黒澤先生です。どちらも人柄も能力も申し分ない(イケメンぶりも多少)先生方です。彼らと協力しながら少しでも多くの子供達に質の高い医療を提供していきたいと思います。

早口で声が聞き取りにくかったり、凹みやすかったり、頼りない私ですが、これからも宜しくお願い致しますね。

 

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