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2022年6月2日小児かかりつけ医登録について

こんにちは。コロナがやっと少なくなりました。ふ~。

厚労省からかかりつけ医登録を進めるように指示が出ています。診療上の基本的な考え方は変わらなくても、細かい方針や説明の仕方は医師によって若干異なります。毎回違う病院を受診すると微妙な方針・説明のズレに保護者の方が混乱してしまうかもしれません。お子さんの普段の状況や過去に罹った病気を知らないと誤った判断に繋がる恐れもあります。また、医師と患者さんの信頼関係はとても重要です。お互いの信頼関係がきちんと築けていないと、無用な誤解を招いてしまい診療に支障を来すこともあります。それが「かかりつけ医を持つ」必要性です。当院では以前からこの制度を導入していましたが、改めてホームページでも公表するようにとの通達がありました。

特に6歳未満のお子さんはワクチンや健診も多く、風邪をひく頻度も高いため、厚生労働省は「かかりつけ医」を持つことを推奨し、そのために「かかりつけ医登録制度」が出来ました。

制度上は「6歳未満」で「4回以上受診歴がある」お子さんが登録対象になり、ご希望する方に受付で患者登録をして頂いています。

かかりつけ医登録をすると以下のサービスが受けられます

1)予防接種のスケジュール相談を受け、適切な時期に接種すること

2)乳幼児健診時に心配事の相談を受けること

3)急な病気の診療や慢性の病気の指導管理を行い、必要に応じて適切な病院を紹介すること。

4)電話相談に応ずること。(診療時間内は予約していない時でも看護師が随時対応します。診療時間外は提携している救急診療連携病院(筑波メディカルセンター病院)が診療し、お電話は救急相談窓口「#8000」が対応します。)

かかりつけ医登録をすることで診療加算はありますが、お子さんは公費対象なので患者さんの金銭的な負担が増えることはありません。かかりつけ患者さんでないからと言って、相談に応じないということもありません。もちろん、かかりつけ医以外の病院も遠慮なく受診して頂いて結構です。ただ、「かかりつけである」ことでお互いの信頼関係が増し、「よく来たねえ」とお互いにかかりやすい雰囲気を持つことが出来るようになります。

この地域には信頼できる小児科クリニックが沢山あります。1度や2度の受診で決めるべきではありません。診療状況によっては対応が変わることもあります。初回が良いと思っても回を重ねると疑問を感じることもあれば、ラブストーリーの最初の出会いは印象最悪のこともしばしばです。何度も繰り返して受診したうえで、利便性やお得感ではなく、このクリニックなら安心かなあと言う印象でゆっくり決めてみて下さいね。

尚、制度上は6歳未満が対象ですが、私は年齢に関わらず普段よく来てくださっている顔なじみの患者さんはかかりつけと思っていますよ。

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