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2020年2月25日新型コロナウイルス拡大抑制のためにご協力をお願い致します

こんばんは。暖かい連休でしたね。

ご存知の通り、新型コロナウイルスの国内発症増加が報道されています。症状では見分けがつけられず。検査も一般医療機関ではまだ行えません。今出来る一般的予防措置を徹底するだけです。拡大抑制のために、以下の点についてご協力の程宜しくお願い致します。

1)来院されたら必ず左側の水道で手を洗ってから、待合室への入室をお願い致します。帰る時も手洗いをお願い致します。

2)お帰りの際は、自動ドアのボタンは右に置いてあるティッシュで指を覆って押してください。使用後のティッシュは下のごみ箱に捨ててください。

3)ご希望に応じて受付で呼び出しコールをお渡ししますので、駐車場内のお車でお待ち頂くことをお勧めします。

4)不特定のお子さんが触れやすい待合室のおもちゃはしばらく撤去させて頂きます。

5)反復受診に伴う院内感染リスク予防のために、感冒薬は長めに処方します。症状の悪化がみられない場合はそれで様子を見ましょう。症状が軽快したら中止し、飲み切る必要もありません。但し、4日以上の発熱遷延や呼吸・その他の症状に悪化が見られる場合は、お薬が手元にあっても受診して下さい。

6)花粉症・喘息・便秘・湿疹・食物アレルギーで再診される方は、症状が落ち着いている場合に限り、ご希望があれば保護者のみでもお薬を処方致します。

コロナウイルス感染症に特効薬はありませんが、こどもに関する限り重症例は報告されておらず、自分の免疫の力で自然に回復します。ウイルスより怖いのは「不安」による「パニック」です。以下に日本小児科学会が2月14日の時点で示したお子さんのためのQ&Aを記載します。状況により変わりますので、日本小児科学会のホームページも直接ご覧ください。当院のクリニック通信でも取り上げているので訪れてみてくださいね。

2020年2月14日 
日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会   

http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=326

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症については、現時点では小児に関する情報は限られています。当委員会では小児における症状や注意点に関するQ&Aを作成いたしました。ご参考になれば幸いです。

新型コロナウイルス感染症に関するQ&A(2020年2月12日現在)

 昨年12月に中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、武漢市を中心に大規模な流行が認められ、日本を含めた世界各国で患者報告数が徐々に増加傾向にあり、情報が更新されています。その一方で小児の患者に関する情報は限られており、当委員会では、現時点で想定される小児患者に関する疑問についてQ&Aを作成いたしました。なお、本見解は数少ない報告や、過去のコロナウイルス感染症を踏まえたものである事にご留意ください。また状況に応じて今後内容は更新する予定です。

Q 子どもが新型コロナウイルスに感染するとどのような症状がでますか?

A:現時点では情報が少なく、分からない点が多いです。中国からの報告では、2020年1月30日時点で確定診断のついた9,692人中、小児患者は28人(生後1か月から17歳)のみでした。発熱、乾いた咳、倦怠感を訴える一方で、鼻汁や鼻閉などの上気道症状は比較的少ない様です。一部の患者では嘔吐、腹痛や下痢などの消化器症状を認めました。ほとんどが1ー2週で回復しています。感染していても無症状である可能性も指摘されていますが、子どもは正確に症状を訴えられない事に注意しなければなりません。

Q 子どもの新型コロナウイルス感染症は重症化しますか?

A: いまのところ、成人が感染し、呼吸不全を呈し、重症化した報告はありますが、小児患者が重症化したという報告はありません。しかし、成人同様に感染後1週間ごろより呼吸状態が急速に悪化する可能性も指摘されています。なお、別の種類のコロナウイルスによる感染症である重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)では小児の患者の多くは比較的軽症であったことがわかっていますが、一部重症化したという報告もあります。

Q 小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもに関して特に注意すべきことはありますか?

A: 一般的に小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもの呼吸器感染症は重症化する可能性があります。ただ基礎疾患ごとにリスクや対応は異なりますので、かかりつけの医師にご相談ください。また、周囲の人が感染しないように気を付けることが重要です。

Q 母乳はやめておいた方がいいですか?

A: 母親が感染している場合は、接触や咳を介してお子さんが感染するリスクがありますので、直接の授乳は避ける必要があります。母乳自体の安全性については現時点では不明ですが、日本産科婦人科学会からは以下のように授乳を避けるよう推奨が出されています。

「コロナウイルス感染が確定し発熱を認める褥婦においては母体がウイルス血症となっていることが考えられ、授乳は控えるように指導する。解熱後3日までは感染力があると判断し、個室隔離、手洗い、接触のある物を次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)で拭き上げることを徹底する。授乳開始は解熱後4日目を目安とする。(ただし、今後の解明によって上記の日にちは変更されうる)」
妊婦・産褥婦の新型コロナウイルスの感染予防対策について(日本産科婦人科学会)

Q 子どももマスクはしておいた方がいいですか?マスクが出来ない場合はどうしたらいいですか?

A: 感染している人のくしゃみや咳に含まれる飛まつを直接浴びないという観点からは、マスクをすることの利点はあるかと思いますが、小さなお子さんでは現実的ではないと思われます。感染者から1-2メートル以上の距離を保つこと、保護者の方が感染しないことがお子さんの感染予防につながります。
また、ウイルスに汚染されたおもちゃや本などに触れた手で、口や鼻、目を触ることでも感染しますので、手洗いや消毒も大事です。

Q 子どもの症状が新型コロナウイルスによるものかもしれないと思ったら早めに医療機関を受診した方がいいですか?

A: 現時点(2020年2月12日)において、国内で新型コロナウイルスに感染している子どもは報告されていません。インフルエンザも含めた他のウイルスによるものと考えるのが妥当です。
また、「新型コロナウイルス感染」を疑って一般の医療機関や休日夜間急病診療所等へ受診しても、診断を確定するための検査はできません。むしろ新型コロナウイルス曝露の機会を増やす危険性を念頭におく必要があるでしょう。
さらには、新型コロナウイルス感染の軽症者に対する特異的な治療法もありません。
このような段階では、多呼吸、努力性呼吸、呼吸困難等、肺炎を疑う症状があり、入院加療が必要と考えられる場合を除いては、「新型コロナウイルス感染」を心配して医療機関を受診することは勧められません。

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